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日常生活における感染予防の注意点

感染経路がわかると、感染予防の注意点もみえてきます。肝炎ウイルスキャリアの患者さんが日常生活において注意したいポイントを、厚生省(現厚生労働省)肝炎連絡協議会によるガイドラインを基にまとめてみました。

 

日常生活における感染予防のポイント

出血したとき

・ 傷、皮膚炎、鼻出血はできるだけ自分で手当てしましょう。

・ 手当てを受ける場合には、他人に血液がつかないように注意しましょう。

・ 血液の付着物はビニール袋などに密封して廃棄(焼却が望ましい)し、廃棄できないものは自分で十分に水洗いしましょう。

日用品の扱い

カミソリ、歯ブラシ、手ぬぐいなどは専用のものを用意しましょう。

供血について

輸血のために供血しないようにしましょう。

乳幼児と接する場合

口移しに食べ物を与えないようにしましょう。

月経の場合

処理を行った後には、手指を流水で十分に水洗いしましょう。

排尿、排便後

排尿、排便後はよく水洗いしましょう。

汚染物等の処置

分泌物などの汚物はただちに便所に捨てるか、密封して廃棄しましょう。可能な場合は焼却するとよいでしょう。

定期検診

医師の指示に基づき、定期的に検査を受けましょう。

以上のポイントを守れば、家庭内で食器を区別したり、入浴の順番を制限したり、トイレの区別をするなどの必要はありません。握手などの単なる皮膚の接触だけで感染することはないので、理髪店やプールに行ったときなども特別な配慮はいりません。

紹介したガイドラインは、B型感染ウイルスに対して作成されたものです。B型に比べて感染力の弱いC型(感染力はB型の1000分の1〜1万分の1)の場合は、B型に準じた注意をすることで十分です。また、B型肝炎ウイルス(HBs抗原)が陽性でも、e抗体陽性の場合はe抗原陽性の場合に比べて、感染力は弱いのです。

食器を区別したり、入浴の順番を制限したり、トイレの区別をするなどの必要はありません。

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