ALP
読み方:エー・エル・ピー
alkaline phosphatase アルカリホスファターゼ
ALPはリン酸化合物を分解する酵素で、肝臓や腎臓、腸粘膜、骨などで作られ、肝臓で処理されて胆汁中に流れ出ます。胆石や胆道炎、胆道癌などで胆道がふさがれて胆汁の流れが悪くなったり(胆汁うっ滞)、肝臓の機能が低下すると、胆汁中のALPは逆流して血液中に流れ込みます。ALP値は、胆汁うっ滞では大きく上昇しますが、急性肝炎や慢性肝炎、肝硬変などではあまり大きな上昇はみられないため、黄疸が現れた場合、その原因が肝臓にあるのか、胆道にあるのかを特定するのに有効です。AST(GOT)やALT(GPT)は、逆に肝炎などで大きく上昇し、胆汁うっ滞ではさほど上昇しないので、両者の検査値を比較することで、さらにわかりやすくなります。
なお、骨の成長とも関連しているため、成長期にある小児や思春期には、ALP値は成人よりも高い値を示します。
| 基準値 | |
|---|---|
| ALP | 50〜350 IU/mL(小児では成人の3〜4倍、思春期には成人の4〜6倍高値) |
| 異常値を示す疾患 | |
|---|---|
| 高い場合 | 肝内胆汁うっ滞、閉塞性黄疸、転移性肝癌、サルコイドーシス、薬剤性肝障害、骨疾患、甲状腺機能亢進症などの可能性があります。 |
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