HBs抗原/抗体
読み方:エイチ・ビー・エス こうげん/こうたい
hepatitis Bs antigen/antibody
HBs抗原/抗体は、B型肝炎ウイルス(HBV)に現在感染しているか、過去に感染したことがあるかの判断の指標となります。HBVに感染すると、血液中にウイルス遺伝子(DNA)のほかに、体にとって異物となるウイルス由来の蛋白質である抗原や、抗原を排除するために免疫機構によって作られた抗体(免疫グロブリン)が増加し、HBV感染の目印となります。HBVの抗原は3種類あり、最も外側にあるのがHBs抗原で、HBs抗原が陽性であれば、現在HBVに感染していると判定できます。
一方、HBs抗体が陽性の場合は、過去にHBVに感染したことがあるものの、すでにHBVは排除されて抗体ができており、原則としてHBVには再感染しないことを示します。
| 基準値(陰性) | |
|---|---|
| HBs抗原 | 8倍未満(MAT法) 0.05 IU/mL未満(CLIA法) |
| HBs抗体 | 4倍未満(PA法) 10.0 mIU/mL未満(CLIA法) |
| 異常値の解釈 | |
|---|---|
| HBs抗原陽性 | HBVに感染していることを示します。 |
| HBs抗体陽性 | 過去にHBVに感染し、その後治癒した(HBVが排除された)ことを示します。B型肝炎ワクチンを接種した場合や、HBIG(高力価HBsヒト免疫グロブリン)投与後などにもHBs抗体陽性となります。 |
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