HA抗体(IgM, IgG)
読み方:エイチ・エー こうたい
hepatitis A virus antibody (IgM, IgG)
A型肝炎ウイルス(HAV)に感染すると、血液中にウイルス遺伝子のほかに、体にとって異物となるウイルス由来の蛋白質である抗原や、抗原を排除するために免疫機構によって作られた抗体(免疫グロブリン)が増加し、これらはHAV感染の目印となります。HAVに感染すると、1〜4週間の間に、血液中にIgM-HAというHAVの抗体が出現し、その後3〜6ヵ月ほど血液中にみられるので、IgM-HA 抗体が陽性であれば、最近HAVに感染したことを示します。またA型肝炎発症後4週間ほどで、IgG-HA抗体が血液中に出現し、治癒後も長く血液中から検出されます。そのため、IgG-HA抗体陽性は、過去にA型肝炎に罹ったことがあることを示します。IgG-HA抗体陽性の人は、その後HAVに再感染することはありません。
| 基準値 | |
|---|---|
| IgM-HA抗体(cut off index) | 陰 性:0.8未満 判定保留:0.8〜1.1 |
| HA抗体(IgM-HA抗体+IgG-HA抗体) |
陰 性:50%未満 (ほとんどがIgG-HA抗体) |
| 異常値の解釈 | |
|---|---|
| IgM-HA抗体陽性 | 3〜6ヵ月以内にHAVに感染したことを示します。 |
| HA抗体陽性 | 過去にHAVに感染したことを示します。 |
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