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疾患情報アイコン著名人インタビュー(第二回石川ひとみさん)著名人インタビュー(第一回石川ひとみさん)

石川ひとみさんプロフィール

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前回に引き続き、石川ひとみさんにお話をうかがいました。患者さんたちとのふれあいなど、活躍の場をひろげられているようです。


突然の発症とB型肝炎への誤解・偏見に接して

― 石川さんは、B型肝炎について学会等で講演したり、シンポジウムに参加したりすることが多くなったそうですね。

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闘病体験を綴った著書「いっしょに泳ごうよ」を出版した頃から、様々な方々から声をかけていただく機会が多くなり、私自身が発言できるものであれば、出来る限りお受けするようにしています。実は、病気について理解されずに偏見をもたれ、差別や敬遠されるという意味で、肝炎はHIVと似ているんですよ。人から敬遠されてどういう気持ちになるかは、経験しないとなかなかわからない事ですので、そのような方々たちの思いについて、私の経験が少しでもお互いの励ましや理解につながっていけばいいなぁと思いながらお話をしています。

― 患者さんたちと直接触れあう機会も多くなりましたか。

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NHKの教育テレビ「母と子のテレビタイム日曜版」に出演していたこともあり、子供たちが私の事を知っていてくれて、長期入院していて学校に通えない子どもたちの院内学級やいろいろな施設をお訪ねしたりする事もあります。病院内のスペースで、一緒に歌を歌ったり手拍子したりして、とても楽しい時間を共に過ごしています。あるとき、重いハンディキャップを持つお子さんのお母さまが「こんなに子どもが笑った顔を見たのは初めて!」と言ってくださって、本当にうれしかった事を覚えています。子どもたちと一緒に撮影した写真がたくさんあるんですが、すべて私の大切な思い出になっています。

― そのお母さまもうれしかったことでしょうね。

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とにかく家族のかたが皆さん明るく元気なんですよ。ハンディキャップという現実を否定せず、お子さんの個性として受け入れていらっしゃる。その姿に、私も「B型肝炎を抱えた私が私であって、それも、私の個性の中の一つなんだ」と教えられました。生きていれば思い煩うことは色々あるけれど、それ以上に、今一生懸命生きていることや自分の命を大事にすることが、自分自身だけでなく周りをも幸せにして、それがどんなに尊いことなのかと改めて思いました。本当にいつも私自身が、励ますはずが励まされてばかりなんです。

病気になって知ったあたたかい心と希望の大切さ

― ところで、一五一会という楽器を使ったアルバムを出していますね。

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一五一会の素朴で美しい音色に出逢い、2004年に「みんなの一五一会〜唱歌・童謡編」、2005年には「フォークソング編」、そして昨年は、かつてラジオから流れていた懐かしい曲を一五一会の音色にのせて歌った「with みんなの一五一会〜RADIO DAYS」のアルバムをリリースしました。一五一会は、弦が4本で、指1本で弾ける簡単な楽器です。初めて楽器を触る人でも少し練習すれば弾けるようになると思います。興味のある方はぜひチャレンジしてみてください。

― コンサートで必ず歌う曲はありますか。

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NHKのみんなのうたにも採用された“ともだちみつけた”は、必ず歌います。この曲は自分で作詞をした、特に思い入れの強い曲です。〜みんな一緒に手をつないで歩こう〜というフレーズには、私のさまざまな思いがこめられているんです。
それから、聴覚障害をもつ方に向けて、コンサートでは、フィンガーコーラス(手話的要素)を行うこともあります。手話があったほうが歌詞の意味がわかりやすいかなと思って、手話を教わって、少しずつですが取り入れてみました。障害があろうとなかろうと、音楽はいろいろな気持ちを味わう事が出来ますし、歌は皆さん好きで、一緒に歌ってくれます。コンサートでは「皆、一緒に音楽を楽しもうよ!」という気持ちでいつも歌っています。

病気になって知ったあたたかい心と希望の大切さ

― いつまでも若々しく美しい石川さん。その秘訣を教えてください。

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ありがとうございます! 歌が好きなのでいつも歌っているからかしら(笑)。でも、健康や美容について特別なことはしていません。B型肝炎という病気を抱えてはいても、毎日の生活を穏やかに、心地よく過ごしていたいという思いが強いですね。 食事に関しても野菜を中心にタンパク質などを加え、なるべくバランス良く作るように心がけています。また、歩くのも好きで、歩ける距離はできるだけ歩くようにしています。よく人は足腰から弱るというでしょ(笑)。

― 今、症状は落ち着いているようですね。

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はい。今は安定しています。こういうときはある程度無理がきくので、ライブをするなど色々活動が出来ます。もちろん、私が元気でいられるようなスケジュールですけど……。でも、忙しいほうが気分的にはなんだか元気でいられるような気がしますね!
B型肝炎は自己管理と症状が必ずしも比例しない病気なんです。つまり、日頃から気をつけていて定期健診をきちんと受けていても、発症の予測がつかないんです。お医者さまからも「いつ発症するかわからないので油断は出来ません」と言われています。こればかりはどうすることもできないので気がかりですけど仕方がないですね。

― それは心配ですよね。

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でもね、必要以上に気を揉まないのも大事かなとも思うんです。「怖い、怖い」と考えてばかりでは、何もできませんものね。私も時には神経質になってしまう事もありますが、病気になってからは、なるべく楽観的にものごとを考えるように心がけています。気持ちをコントロールするのはとても難しい事と感じますが、いくら悩んでも答えが出ないと気持ち的には「きっとなんとかなるよ」という、いい意味での開き直りがパワーとなって、私に跳ね返ってくるみたいなんです。
だから、また悪くなったらその現実をありのまま受け入れて、その状態で出来ることを前向きに自然に楽しくやっていけるようにといつも心に思い巡らせるようにしています。心はいつも健康でいたいと思いますから!



2回にわたって、石川ひとみさんにお話をうかがいました。
どうもありがとうございました。

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